歯周病などが原因で溶けてなくなってしまった歯を支える土台である骨(歯槽骨)をさまざまな技術で増やすのが『骨造成治療』です。骨造成治療によって骨を増やすことでインプラントの埋入、結合を確実にすることを目的としています。
当院では骨の状態によって最適な方法で骨造成治療を行います。
細胞を増やす成長因子を骨の欠損した部分に塗布し歯周組織の再生を促す方法です。歯茎を切開して歯根部分のプラークや歯石を除去するなど歯根骨・歯槽骨をきれいにしてから成長因子を塗布し、切開部分を縫合します。この成長因子の働きによって細胞が増殖すると血管が新生されて栄養が送り込まれるようになり歯周組織が再生しはじめます。
骨が足りない部分に骨補填材料を使用し、コラーゲンでできた膜である『メンブレン』で覆い骨が再生するまで数か月待ちます。この際、形成可能なチタンメッシュのシートでさらに覆い骨が再生するためのスペースを確保することもあります。高い治療技術が求められる方法です。
歯周病の治療としての手術やインプラント埋入時に骨補填材を使って、骨造成を行うことがあります。補填材として用いられる素材には以下の種類があります。
①自家骨
患者様ご自身の骨を採取して移植。骨を採取する部分の外科手術が必要となります。
②人工骨
ハイドロキシアパタイトやβーTCP(ベータリン酸3カルシウム)などを使用。βーTCPは ほとんどが自分の骨として置換されるという特徴があります。日本でも認可されており、骨折や人工関節の調整などにも使用します。
③異種骨(いしゅこつ)
人体と親和性の高い生物種から採取した骨を使用する方法。牛骨ミネラルなどを使用することが多いです。
長年、差し歯やブリッジなどを使用していてこのままでいいのか不安な方や現在、入れ歯を使用していて、インプラント治療が受けられるのか分からないという方はいらっしゃいませんか?以下の症状が当てはまる方やインプラントに関する疑問をお持ちの方は、一度当院にご相談ください。
造成治療にはメリットとデメリットがあります。当院では治療を始める前にメリットとデメリットを詳しくご説明させていただき、患者様に納得していただいてから治療をスタートしています。 ご不明な点があればカウンセリング時にお尋ねください。
骨造成治療のデメリット
骨造成治療のメリット
大通り吉田歯科医院でインプラント治療をお考えの方は、お電話でご予約ください。
1予約
2予約当日、ご来院いただき症状の確認
3医師の診察
4治療方法、内容についてのご案内
5治療開始
1「フラップ手術」を行います。歯肉を切開、剥離させて歯槽骨にあるプラークや歯石を除去。歯根部を清掃した上で成長因子を塗布し、切開部分を縫合します。
2手術後、1~2週間で抜糸します。抜糸するまで患部へのブラッシング、歯間ブラシ、デンタルフロスの使用は避けてください。お手入れの方法は医師または歯科衛生士からご説明させていただきます。
3歯槽骨が再生されるまで4~6か月待ちます。成長因子の作用によって細胞が増え、血管が新生その後歯槽骨を含む歯周組織が再生します。
骨造成治療を含むインプラント治療は、保険適用外となり自由診療となりますのでご了承ください。ただし、治療は医療費控除の対象となりますので費用の負担を軽減することができます。
骨造成治療の料金は患者様によって異なります。治療する部位、本数のほか骨の欠損範囲がどのくらいか、使用する薬剤や治療方法などによっても料金が変わります。料金や治療方法についてご納得いただいてから治療開始となりますので、まずはご相談ください。
骨造成治療の費用は医療費控除の対象となります。医療費控除は本人又は生計を一つにする配偶者その家族が1年間20万円以上の医療費を支払った場合に申請可能です。控除申請は確定申告で行います。住民税も軽減されますので領収書を忘れずに保管していただくようお願いいたします。
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当院はインプラントを希望する患者さんが多く混み合っている為、予約が取りにくくなっております。ご了承下さい。骨造成療法、インプラント